このブログにお越しいただき本当にありがとうございます。
管理栄養士のなすこです。
今までの栄養・食事相談700名以上。
沢山の人の食事の悩みを解決してきました。
自分自身も働きながらほぼワンオペで6歳の子供を育てるママです。

家事に育児、仕事と忙しいママに少しでも毎日の食事作りが楽になるような情報を発信できたらと思います。
今回の記事は、忙しくても簡単に時短が叶う冷凍保存の話です。
最近スーパーで買い物すると最後のお会計でびっくりする事ありませんか?
前は、総額3,000円で買えてたものが5,000円ぐらいになっている、、、、
私はひしひしと物価上昇を感じています。

そんな時節約と思い安売りになっている食材を購入するんですが、気づいたら冷蔵庫の奥にずっとしまわれて使えなくなっている食材を見つけた時のがっかり感。
節約と思ったのに本末転倒。。。私はよくあります。
そこで、役立つのが冷凍保存!
冷蔵だと数日しかもたない食材も、冷凍する事によってはるかに保存期間を延ばせます。
でも、なんでも冷凍できるの?どうやって保存するのがいいの?何となく冷凍している人も多いのではないでしょうか。
この記事では、時間がないママでもさっと読めて冷凍におすすめな食材と保存方法、手軽にできる方法を解説します。
最後まで読んで、節約・時短を叶え、空いた時間を楽しい事に使いましょう。
冷凍におすすめの食材
<主食になる食材>
- ご飯
- パン
- 餅
- パスタ
ご飯やパンは冷凍している方がほとんどだと思いますが、パスタも冷凍できるんです。
ポイントは、下記です。
- 茹で時間短め
- 茹でたらすぐ冷ます
- オイルをつけて麺が絡まるのを防ぐ
ゆで上がった麺は時間の経過とともにのびて柔らかくなりすぎてしまいます。
それを防ぐために、茹で時間を短くし、茹でた後は余熱で火が入るのを防ぐために冷水につけるか扇風機などを使ってすぐ冷ましましょう。
また、表面の水分がなくなってくると麺同士がくっついてくるのでオリーブオイルやサラダ油などをかけ混ぜて、一本一本をコーティングしましょう。

<主菜になる食材>
- 肉
- 魚
- 貝類
- いか
- えび
こちらはすでに冷凍をしている方がほとんどですよね。
貝類も、生のまま冷凍ができます。
アサリなどは、殻をこすりあわせてよく洗います。
その後、3パーセントの塩水につけ砂ぬきをします。
水けをふき取ったら、フリーザーパックにいれなるべく空気を抜いてから冷凍保存します。

副菜になる食材
- 葉菜野菜
ほうれん草、小松菜、にら、キャベツ、ブロッコリー、白菜、ねぎ、たまねぎ、にんんく
- 根菜類
さといも、にんじん、だいこん、しょうが、ごぼう、れんこん
- その他
トマト、ピーマン、きのこ類、油あげ、納豆、チーズ
野菜類は切ってそのまま冷凍が可能なものが多いです。
でも、以下の野菜は下処理をしてから保存や調理方を限定した方が良いです。
- ほうれん草→30秒ほど茹で水けをきってから冷凍
- れんこん・ごぼう→ささがきや、薄めに切って酢水につけた後水けをとって冷凍
- キャベツ→硬めに茹でたり、油でいためてから冷凍
- 白菜→鍋や煮物、汁物にはOK。炒め物は水分が多くですぎるのでNG
- 油揚げ→そのまま冷凍もできますが油が酸化し味の劣化に繋がりやすいのでさっと熱湯をかけ油抜きをしてから冷凍する方が長く保管できます。

切り方は、太めの千切りがおすすめ!
冷凍した野菜類は解凍すると細胞が変形してシャキシャキとした歯ごたえがなくなりやすいです。
なので、小さく切りすぎると調理した時に形がなくなりやすいし、大きく切るとぐにゃっとした変わった歯ごたえになりやすいので、太めの千切りが一番良い歯ごたえになります。
また、みじん切りなどで利用したい時も少し切るだけでよいので用途が広いです。
薬味として使うにんにくやしょうがはブレンダーで一気にすりおろし、平らにして冷凍すると使いたい分だけパキッと割って使えるので便利です。
大根も大根おろしにしてから冷凍すると歯ごたえが変わらずたべられます。
大根を煮物にしたい場合は、とろとろに煮崩れてもおいしいので煮物に使うサイズに切っておくと煮える時間も早く時短に繋がります。
冷凍に向かない食材
- 豆腐
- こんにゃく
- じゃがいも
- きゅうり
基本水分の多い食品は冷凍には不向きです。
解凍される時に食品中の水分がなくなりカスカスの状態になりやすいからです。
どうしても冷凍したい場合は、調理してからや小さくして食感がわからに状態で冷凍するのが良いです。

冷凍する時のポイント
- 水分ししっかりふき取とる
- 1回分のにする
- 平たくする
- アルミのバットを使う
- 空気を抜くように密閉させる
冷凍を行うと-1℃~-5℃付近で一度温度の下がりがゆるやかになって、再び下がっていき冷凍庫内の温度に到達します。
この時に早く冷凍できると、食材の細胞内にできる氷結晶が小さくなるので食感が変わる事なくおいしく食べれます。
そのためには、上記にあげたような事をするとより早く冷凍する事ができます。
もし、アルミのバットがない場合はアルミホイルに包んで冷凍しても良いです。
また、空気を抜いて密閉させる事によって冷凍時の酸化を防いで美味しい状態が長く保てます。
冷凍庫内の温度を変えないのも重要なので、冷凍する時は冷凍庫の開け閉めのない寝る前などに行うと良いでしょう。
調理にかかる時間は切る時間が7割です。
予め一気に切っておけば、調理の度に切るより時間短縮になります。
忙しい時は、切っておいた食材を調理するだけなので帰ってきてすぐご飯にできます。
空いた時間を、自分のための時間に使ったり、子供とゆっくり触れ合う時間に使ったりできます。
毎日忙しいママが少しでも、余裕をもって過ごせるようにお役にたてたら嬉しいです♪
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