美味しく・長く食品保存テク公開!以外とやってしまっているNG保存方法②

食事

こんにちは、管理栄養士のなすこです。

前回はこちらの記事で食品の傷む理由や、様々な保管方法を紹介してきました。

今回の記事では、具体的にどの食材にはどんな保存方法が適しているの紹介していきたいと思います。

この記事を最後まで読むと食品の最適な保存方法がわかります。

食品ロスを減らして、美味しくご飯をたべましょう。

野菜

気づいたら冷蔵庫の奥で干からびた野菜ができてきた経験ないですか?

野菜は、ビタミンの宝庫です。

ビタミンの中には時間とともに減っていってしまうものもあるので、適切な保管方法で保管して栄養も保ちましょう。

ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、水菜などの葉物野菜

  1. 水を張ったボールにつけて水分を補給させる
  2. よく水分をふき取る
  3. 乾いたペーパータオルに包み、根本を下にしてポリ袋に入れる
  4. 立てて冷蔵室か野菜室で保管

ペーパータオルで保管する際に、ペーパータオルを濡らすのはNGです。

葉物野菜は、自ら水分を出すのでペーパータオルを濡らした状態だと水分が多くなりすぎて傷みの原因になります。

レタス

  1. 芯の切り口を切ります
  2. 切り口に小麦粉か片栗粉を塗ります
  3. 新聞紙で包み、ラップかポリ袋に入れて冷蔵室か野菜室に保管

切り口に小麦粉か片栗粉を塗る事で水分の蒸発を防いで長い期間シャキシャキ状態を保てます。

キャベツ

  1. 包丁で芯をくりぬく
  2. くりぬいた部分に濡れたペーパータオルなどをつめる
  3. 新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵室か野菜室に保管

キャベツは中心から水分が抜けていくので中心部分に濡れたペーパータオル等を入れておくと長持ちします。

使う度にペーパータオルをかえてあげると更に長持ちします。

ブロッコリー

  1. ペーパータオルでつぼみ部分をしっかり包む
  2. さらにラップで覆う
  3. その上からポリ袋をかぶせて軽くしばる
  4. 軸を下にして冷蔵庫か野菜室で保管

ラップで覆う事によってエチレンガスが抑えられ長持ちします。

トマト

常温保存が基本ですが、熟したものや夏場は冷蔵庫での保管が良いでしょう。

  1. 1つずつペーパータオルで包む
  2. ヘタを下にしてポリ袋に入れ、軽く口を閉じ野菜室で保管

追熟温度は15℃~25℃なので熟していないものは常温で保管して追熟させましょう。

低温障害を起こしやすいので冷やしすぎには注意!

冷蔵庫に入れる場合は、必ず野菜室で保管です。

きゅうり

  1. 水けをしっかり拭き取る
  2. 1本ずつペーパータオルで包み、ポリ袋に入れ軽く口を閉じる
  3. ヘタを下にして立てて、野菜室で保管

水けがついていると痛みやすいので表面の水分はしっかりとります。

トマト同様に低温に弱いので、必ず野菜室での保管です。

大根・かぶ

  1. 葉つきのものを買ったら葉は切り離す
  2. 根の部分は新聞紙に包み冷蔵庫か野菜室で保管
  3. 葉は傷みやすいので、すぐに茹でるなどして加熱する

切って保管する場合は、入口から酸化するのでラップでぴっちり包んでおきます。

葉っぱは根の部分よりビタミンAなどの栄養が入っていて栄養価が高いので、葉の部分も食べるとおすすめです。

かぼちゃ

  1. カットしてあるものは種をとる
  2. くぼんだ部分にもぴっちりとラップをかける
  3. 野菜室で保存

丸ごとの場合は、新聞紙に包んで風通しのよい冷暗所で保管します。

にんじん

  1. 水けをふき取る
  2. 新聞紙で1本ずつ包み、ポリ袋に入れ口を閉じる
  3. 立てて冷蔵庫か野菜室で保管

水けがあると傷みやすいので、買ってきた袋が濡れている場合があるのでその場合は水けをしっかりふきとります。

きのこ類

  1. 水分がついているものや袋が結露している場合は、水けをふき取る
  2. 袋を一部あけて冷蔵庫か野菜室で保管

湿気がたまると傷みやすいので、袋を少し開けておくのがポイント。

えのきは、立てて保管した方が長持ちします。

肉・魚介

  1. ペーパータオルで水分をふき取る
  2. ペーパータオルで包み、ラップでぴっちり包む
  3. ポリ袋に入れてチルド室かパーシャル室で保管

保管の際に保冷剤をのせておくと更に長持ちします。

パーシャル室なら1~2週間保存ができます。

ペーパータオルで包んだりがめんどくさい時は、下味をつけて保存すると良いです。

冷凍する際も下味をつけて冷凍した方が美味しさが長持ちします。

でも、使う際に料理を考えたい人などはあらかじめ下味をつけておくのは向いていないと思うので、その時は氷水にくぐらせてからラップで包み冷凍すると美味しさが保たれます

魚介類

  1. 内臓をとってよく水洗いする(切り身の場合は洗わなくてよい)
  2. 水けをしっかり拭き取る
  3. ラップでぴっちり包んでポリ袋に入れる
  4. チルド室かパーシャル室で保管

パーシャル室なら肉と同様1~2週間保存ができます。

オイル漬けやみそ漬け、醤油漬けにすれば冷蔵庫でも1週間程保存が可能です。

あさりやしじみなどの貝類については、砂抜きをして3%濃度の塩水につけ冷蔵庫で保管します。

毎日塩水を変えると2~3日ぐらい保存可能です。

ハム・ソーセージ

  1. 開封後は酢や日本酒で拭く
  2. ラップでぴっちり包んで冷蔵庫で保管

酢や日本酒を含ませたペーパータオルで拭くと殺菌効果がありぬめり防止ができます。

酸化防止のためぴっちりとラップで密閉すると美味しさが保てます。

卵・豆腐

  1. パックのまま尖った方を下にして冷蔵庫の奥に保管

丸い方を上にしておく(尖った方を下)と微生物が入りにくくなり長持ちします。

ドアポケットに保管している人も多いと思いますが、それはNGです。

開閉時の振動と温度差で傷みやすくなります。

水で洗ってからの保管も痛みを早くします。

また、卵に記載されている賞味期限は生で食べられる期限です。

卵の賞味期限は、食品衛生法に基づき、卵に付着しているかもしれなサルモネラ菌による食中毒防止の観点から算出されています。

豆腐

  1. パックからとりだし水を変える(パックのままの場合でも水は変える)
  2. 毎日水を変える

豆腐が傷む原因は、水の傷みです。

時間がたつと風味が落ちてくるので早く食べるのがベストですが、保管する際は常に新鮮な水で保管しましょう。

また、水に一つまみ程塩をいれたり湯通ししてから保存するのもおすすめです。

私は、意外とやってしまっている保管方法がありました。

なんとなく保管してダメにしてしまったり、美味しさが失われていたりする事があるかもしれません。

食材に適した保管方法を知って、美味しさを長持ちさせましょう。

この情報が、少しでもお役にたてると嬉しいです♪

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